Satoshi Haradaの日記

Satoshi HaradaがAgileに関することを書き残していく日記

スクラムフェス神奈川のオーガナイザーとして考えていること

2023年から始まったスクラムフェス神奈川。こちらの発足時からオーガナイザー(運営メンバー)として関わらせてもらっています。

この記事では、スクラムフェス神奈川のオーガナイザーとして何を考えて行動しているか、仕事やプライベートとのバランスをどのようにとっているかをお話ししようと思います。

スクラムフェス神奈川と私

スクラムフェス大阪2023の神奈川トラック

スクラムフェス神奈川は、スクラムフェス大阪の神奈川トラックとして始まりました。

スクラムフェス神奈川のリーダーである正義さんの「神奈川でもイベントをやりたい!」というモチベーションをきっかけに、神奈川はまずはトラックオーナーから始まったという流れです。

私はスクラムフェス大阪に登壇プロポーザルを提出しており、それが神奈川トラックに採択されたご縁でスクラムフェス神奈川に関わり始めました。このときプロポーザルが神奈川トラックで採択されてなかったら、今のようにスクラムフェス神奈川と関わり続けている未来ではなかったと思うと、人生は些細なきっかけで変わっていくんだなぁとしみじみします。

スクラムフェス大阪の神奈川トラックでは、トラック運営にも関わらせてもらいました。会場もアカツキさんからお借りし、イベントの後でホルモン焼きに行って。楽しかったですね〜。

スクラムフェス神奈川2023初陣

https://agile-kng.connpass.com/event/294165/

スクラムフェス神奈川としては、このイベントからスタートでしたね。

プレイベント的に開催したので、一般参加者は15名ほど募って開催でした。神奈川でちょうど良い会場を見つけるのが難しく、恵比寿のstudioさんのオフィスをお借りしての開催でした。

このとき私はOSTの前説を初めて担当したのですが、それ以降仕事などでOSTをするときにスラスラと前説ができるようになりました(笑)

初陣ではLT+OSTという構成でしたが、このときのOSTとアンカンファレンス(参加者が自ら会を組み立てていく様)な感じがとても良く、これ以降のスクラムフェス神奈川の位置付けが定まったなという感じがします。

スクラムフェス神奈川2024春の陣

note.com

初陣を成功させ、いよいよ本格的なスクラムフェスとしてやっていくことになる春の陣の第一回目です。

初陣のOST+アンカンファレンスがとても良かったので、それを心置きなくやれる場を提供しよう!ということで宿泊型のイベントになりました。

小田原駅直結、温泉施設付きのホテルの会議室をお借りし、たっぷりと話したらそのまま宿泊できて翌日ゆっくりと帰ることができるという構成です。

宿泊型イベントにしたことで会として成立させる難易度はかなり上がったと思いますが(キャッシュフロー、会場運営、行動規範整備など)、スクラムフェス神奈川運営メンバーのチームワークで乗り切ることができたのだと思います。

また、この会から本格的にスポンサー募集を開始し、スポンサー募集やバナー掲示など、スポンサーとコミュニティの関わり方について学べたことは、私にとっては大変学び深いことでした。

また、この春の陣からスクラムフェス神奈川のマスコットキャラクター「まさお」が登場しました。彼のキャラクター設計から、ビジュアル作成の依頼、名付けの企画などを担当したのも良い経験でした。ちなみに、まさおのビジュアル作成はアジャイル札幌のいづさんが担当してくださいました。とっても可愛らしくて、ユーモラスで、そして神奈川のイメージ(足柄の金太郎、湘南の海とサーフィン、こころに火を灯す躍動感)を表していてお気に入りです。

スクラムフェス大阪2024の神奈川サテライト

agile-kng.connpass.com

スクラムフェス大阪2024は所属会社のスポンサーセッションもあったため、神奈川サテライトについては当日の現地会場手伝いのみ担当しました。

春の陣でもスポンサーをしてくださった小田原のNE株式会社さんに会場をお借りし、懇親会はそのまま一階のバーに降りて行うという、シームレスでとても良い体験でした。

スクラムフェス神奈川2024秋の陣

agile-kng.connpass.com

この会については他の運営メンバーにお任せし、私はお休みさせてもらいました。

後ほど触れますが、スクラムフェスの運営は神奈川に限らず複数人体制で行われており、仕事やプライベートの状況に応じて運営にコミットする・今回はお休みするということが比較的やりやすいなと思います。1発ドーンではなく、続けられていることが大事だと思いますので、こういう体制であることは良いことです。

スクラムフェス神奈川2025春の陣

www.scrumfestkanagawa.org

そして、現在取り組んでいるのは、2025年3月に開催予定の春の陣です。

こちらは2024春の陣と同様に小田原での宿泊イベントを行う予定です。2024春の陣のときは宿泊型イベントやスポンサー募集など初めてのことばかりでけっこう大変だったのですが、2回目となると前回の知見が使えるためその点は楽です。

その代わり、1回目はご祝儀的にスポンサーや参加申し込みが付いたという可能性もあるので、2回目からがいよいよ「春の陣が良いイベントかどうか」が試されるときかなと思いながら身を引き締めて準備を進めています。

そして、現在春の陣のスポンサーを募集中です。ありがたいことにゴールドスポンサーは埋まり、現在はシルバースポンサーとロゴスポンサーを募集中です。

春の陣は対面型イベントで“こころに火を灯す体験”を重視しています。そのようイベントに共感して協賛してくださる会社さんを大募集中です。シルバースポンサー以上には宿泊付きチケットも付きますので、“こころに火を灯す体験”にスポンサーも加わって参加者と一緒に作ることができるのが春の陣の面白いところです。

ご興味がある会社さんは、ぜひ開催趣意書をご確認ください。

docs.google.com

スクラムフェス神奈川のオーガナイザーとして考えていること

オーガナイザーとカッコよく書きましたが、つまりスクラムフェス神奈川の運営メンバーとして何を考え・何を重視して行動しているのかを書いてみようと思います。

運営が無理をしない・運営が楽しいかどうか

スクラムフェス神奈川の運営メンバーは、他のスクラムフェスと同様にボランティアで活動しています。活動報酬を受け取っていないのもそうですが、そもそもコミュニティ活動に参加したい・貢献したいという主体性を持ってメンバー参加しています。

そして、メンバーは当然普段の仕事やプライベートがあるわけで、それらの合間にスクラムフェス神奈川の運営も行なっています。

そのため、「運営メンバーは必ず参加」とはしていません。無理のない集まりやすい時間に定期ミーティングを設定し、集まれる人が集まって進めるようにしています。

そして、そのような体制でもイベントの準備を確実に進めていくのに大事なことが「決定までの経過を記録に残す」ことと「誰かにしかできない作業を極力減らす」ことです。

どちらも、「あるメンバーが欠席だから作業が進まない」という事態をできるだけ無くしていきたいためです。

また、運営が楽しいかどうかは何かを判断するときの重要な指標です。運営が無理をしない&運営が楽しいかどうかで、スクラムフェス神奈川の議論や決定や作業は進んでいきます。

今ある人的リソースとお金の範囲内でやる

これは「運営が無理をしない」にも関係することですが、今ある人的リソースとお金の範囲内でできることをやっていくようにしています。

まず人的リソースの方ですが、「これをやったらめちゃくちゃ面白そう!」というアイデアでも、それを実現するために人的リソース負荷が重そうなら見送りになることがあります。

人的リソース負荷が高いということは、運営メンバーが楽しいかどうかとトレードオフなところがあります。そのときは「大変だったけど楽しかった」と思っても続かない恐れがあるのです。瞬発的なインパクトよりも、持続的なインパクトを大事にしたい。

そして今あるお金の範囲内でやることについてはスクラムギャザリング東京実行委員の川口さんがブログで書いてくれていますが、票読みの考え方で進めています。

kawaguti.hateblo.jp

「これくらいのスポンサーがつくだろう」や「これくらいの参加者が来るだろう」という予想で先にお金を使ってしまうと、予想が外れたときに大きな赤字になってしまう。

なので、スポンサーやチケット販売は早めに開始し、付いたスポンサーや売れたチケットの範囲で何にお金をかけるか決めていくという考え方が良いだろうなと思いながら日々の運営準備を進めています。

こころに火を灯す体験を重視する

そしてもうひとつ大事にしていることは、スクラムフェス神奈川の掲げる「こころに火を灯す体験」です。運営メンバーも、イベント参加者も、スポンサーも、このスクラムフェス神奈川の開催趣意に共感して集まっているのだと私は考えています。

そのため、イベントのプログラムや参加体験がこの開催趣意に沿っているかどうかは気にかけながら運営準備をしています。

例えば、スクラムフェス神奈川春の陣では、オンライン参加枠を用意していません。現地参加のみにしています。オンライン参加枠を用意した方が遠方の人でも参加しやすい・忙しい人でも参加しやすいというメリットがあるのですが、スクラムフェス神奈川では「こころに火を灯す体験」をしてもらうためには現状では現地ミートアップがベストという考えから現地参加のみにしています。

学びと今後について

スクラムフェス神奈川のオーガナイザーとして活動したことで、こういったコミュニティイベントの運営についての知見を得られたのは学びでした。

特に、有償イベント運営に関する知見やコツ(票読み)を経験を通じて得られたのはなかなかできない体験だなと思います。

しかしそれ以上に、コミュニティ主催のイベントは運営メンバーの「コミュニティの場を盛り上げたい」に支えられているということがわかったのも学びでした。

お金の都合をつけたり、参加者の体験を重視することももちろん大事です。しかしそれ以上に大事なのはイベントをやりたい・成功させたいという想いを持って活動するオーガナイザー(運営)メンバーの持続性なのだと思うのです。

イベントの規模が急拡大すると、この運営メンバーの持続性が難しくなっていくのだろうなと想像しています。この点はRSGTも急拡大しないように気をつけているようですね。

私としても、引き続きスクラムフェス神奈川のオーガナイザーとして関わりつつ、持続性のある貢献を模索していきたいなと思っています。